在留カードが交付され住民登録をしている留学生は、国民健康保険に加入することができます。東京大学は加入資格のあるすべての正規課程の留学生に、国民健康保険への加入をもとめます。加入手続きは住民登録をした市役所でおこなって下さい。手続き後すぐに国民健康保険証が発行されます。
病気や怪我により医療機関で治療を受けた場合、必ず国民健康保険証を提示して下さい。治療費の7割は国民健康保険でカバーされ、あなたが医療機関で支払う金額は治療費の3割となります。歯科治療も同様です。しかし、なかには国民健康保険でカバーされない治療もありますので、先ずはあなたが受ける治療が国民健康保険でカバーされるかどうかを医師に確認することをすすめます。また、市役所で必要な手続きとれば、家族も国民健康保険に加入することができます。
毎年6月頃に国民健康保険料が請求されます。保険料は前年1月1日から12月31日までの所得により決まります。適正な保険料を支払うために、前年の所得に関する申告を2月中旬~3月中旬の間に市役所で行って下さい。
所得がない場合でも所得がないという申告(非課税申告/非課税申請)をしないと高い保険料を請求される可能性がありますので、必ず申告手続きをしてください。来日後アルバイト等で所得を得た場合、翌年の保険料は増額となる可能性があります。なお奨学金は所得とはみなされません。
帰国の際は必ず国民健康保険証を市役所に返還して下さい。返還しなければあなたへの保険料の請求が続きます。忘れずに必ず返還して下さい。
東京大学では、東京大学で受け入れている留学生の皆さんを対象としてIMAS(Inbound Medical Assistance Service)を専門業者に委託し、用意しています。本学の留学生のほとんどの方は無料でサービスを利用できます。ただし、サービスを受けるためには申込みが必要です。
サービス内容
<電話によるサービス:無料>
・24時間365日電話相談
・適切な病院の紹介
・病院や移動中の電話を利用した通訳
・必要な場合の大学への連絡
<緊急時費用の保険>
・日本国内あるいは母国等の医療機関への移送(転院)手配
・母国家族への連絡及び各種支援 等
*1 本サービスは日本国内のみで有効です。
*2 本サービスは医療保険ではありませんので病気・怪我の治療には使えません。国民健康保険などの適切な保険に必ず別途加入してください。
詳細につきましてはこちらのページを参照下さい。
http://www.u-tokyo.ac.jp/res03/imas.html
本サービスを利用するためには、以下のURLのフォームから申込みが必要です。
https://webform.adm.u-tokyo.ac.jp/Forms/imas/
*このサービスに加入したい本学の費用負担対象外の留学生及び教員・研究者の方は実費(1540円/1年間)を負担いただくことにより加入することができます。
新領域創成科学研究科に入学し、学生証を受領した時点で、この学研災に加入したことになります。学研災は大学で学ぶ学生の教育研究活動中の災害に対する補償制度で、傷害に対する給付を行います。例えば、研究室において実験中に怪我等を負い、2日間の治療が必要と診断された場合、3000円が支払われます。
新領域創成科学研究科に入学し、学生証を受領した時点で、この付帯学総に加入する資格があります。付帯学総は学研災に加えて任意で追加できる保険です。学研災では補償されない、学生生活全般における病気や日常の怪我の補償ならびに賠償責任に対し補償を行う保険で、下記の3種類の補償があります。
保険料(一括払い): | 11,500円(1年間) |
20,130円(2年間) | |
28,780円(3年間) |
保険料:2019年10月現在の料金(今後変更の可能性あり)
付帯学総への加入は便利で簡単な「Web加入」をお勧めしています。
付帯学総の詳しい情報、またWebでの加入方法については4月/9月実施の新入学留学生ガイダンスにて配布している資料の中にあります。そちらをご覧ください。
申し込み先:保険会社
「留学」の在留資格でも、資格外活動許可を取得し、アルバイトを行うことができます。
奨学金のみで生活している人は”収入がない”とみなされます。
収入がない人は確定申告は不要です。ただし、収入がない方も市役所には住民税の申告が必要です。
住民税の申告によって年度の国民健康保険料を決定するためです。
収入がない場合にもこの住民税を期限前に申告しないと収入があるとみなし、支払うべき金額以上の国民健康保険料が請求されてしまいます。
保健センター柏支所 (基盤等向かい)
保健センター本郷
東大病院 (本郷キャンパス)